哀愁ただようドレスデン

ニュルンベルクからドレスデンまではREで、途中乗り換えなし、約4時間半くらい。
車窓の景色は旧東ドイツ地区に入ると、ガラリと変わります。
パッと見てすぐにわかるくらいに違います。
荒廃した工場や落書きが放置された建物が目立ちました。
そんな景色の移り変わりを見ながら、ちょっと複雑な心境になったり、、、
いろんなことを妄想しながら、いつの間にか夢うつつ。
ニュルンベルクで相当歩き疲れていたためか、居眠りしながら長時間の列車移動も
あっという間に過ぎ、
予定通り、その日の夜遅くにドレスデン中央駅に到着しました。
夜のドレスデン中央駅です。北側にあるトラムの駅から撮影。

どことなく寂しく、哀愁を感じました。
このあと、トラムに乗ってホテルまでの道のりを歩き、チェックインしたのは夜10時頃。
夜の街は静かで、人通りもほとんどなく、ミュンヘンなどと比べると対照的でした。
この日は夜も遅かったし、もう何もせず、部屋でゆっくりと過ごし翌朝を迎えます。
ドレスデンでは主に旧市街地(エルベ川南側)を歩いて回りました。
私たちが訪れた場所など、だいたいの位置です。

宿泊先はドレスデン・ヒルトン・ホテル。この旅で泊まったホテルの中で一番グレードが高かった^^
ドイツの老舗シュタイゲンベルガーか、とちらにしようかめちゃくちゃ悩んだのだけど、
予約時の1月はヒルトンがキャンペーン中だったため割引き料金で利用できたのと、エルベ川に近いこと、すぐ西側には「君主の行列」、また南東にはフラウエン教会があり、どの部屋に泊まってもええんちゃうん?!もしかして

実際は、画像のとおりでございました・・・^^;
画像中央くらいに注目。ちらっとだけフラウエン教会が見えます。(笑)

そして、こちらも画像中央くらいに注目。ちらっとだけ「君主の行列」が見えます。(笑)

やっぱ、お金を出さんといい部屋には泊まれないということですね。
でもまあ、ちらっとでも見れただけよかったです^^; 女中部屋じゃなくって。
やっぱりグレードが高いだけあって、部屋は広く快適で、バスタブもちゃんとありましたし、
アメニティグッズも整っていましたし、ウェルカム・ウォーターも用意してくれていました。
こういうところ、さすが5つ星ホテルだなあ、と感心したわ。

さて、、
ホテルでの朝食は少々お高いので(苦笑)、街を散策しながらどこかで適当に朝食をとりましょうということになりました。
おお!!
ホテルの出入り口から、すぐそこに見えていますね。

これが見たかったのですよ!!「君主の行列」です。
大興奮の私。シャッターを切りまくりました。これだけで50枚も撮影してしまった。^^;

「君主の行列」はマイセン焼きのタイルで出来た102mにも及ぶ壁画。
第二次世界大戦のドレスデン爆撃で街中心部はほぼ灰になったといいますが、この「君主の行列」の壁画だけは残ったそうで、さすがは1200度で焼かれたマイセン焼きということですかね。

アウグスト2世。
驚異的な怪力の持ち主であったことから「強王」と呼ばれていた、ザクセン選帝侯領。

よく見ると、下に「August II」在位1694年~1733年とありますね。
「君主の行列」の反対側の端っこ。ほんとに素敵だわ。
戦争の大火にも負けないタイル。かっこよすぎる。

こちらは「君主の行列」の隣りにあるヨハンノイム(交通博物館)です。

殆どの建物が、こんな風に黒こげになったところも残しつつ存在していました。
次は、哀愁ただようドレスデン続編につづきます。


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駄文におつきあい、ありがとうございました。
しばらくドイツ旅の日記が続きますのでご容赦ください。
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